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透析ツアーレポート パリ&モン・サン・ミシェル7日間

石垣島ツアーから帰って中一日。今度はフランスへ出発です。

 

11月中旬のフランスは、そろそろ冬の到来を思わせるような気候だそうなので、季節はまた夏から冬へと変わります。

 

私事ではありますが、仕事柄、1週間の内に気温が上下で40℃も違う事もあり、特に日本の冬の時期には体調管理が必須です。また我が家では私の服に関しては「衣替え」は行われないことになっています。

 

 


 

11月14日(木)

 

さて、それはさておき、関西空港からエールフランスの直行便を利用してパリへ向けて出発です。

 

出発時に、機材の不具合が見つかり、約50分ほど遅延してしまいましたが、なんとか無事出発することができました。

 

パリの気候は珍しく天気予報通りの小雨模様でした。明日からの天気回復に期待です。

 

 

 


 

11月15日(金)

 

昨夜の雨もなんとか上がり、曇り空ではありますが観光には差し障りはなさそうです。

 

この日は夕刻からの透析までは自由行動です。

 

皆様思い思いのオプショナルツアーを利用して、パリの町やベルサイユ宮殿への観光などを楽しまれていました。

 

私は、ホテルの近くの大型スーパーマーケットモノプリ(Monoprix)で買い物をしたり、近くを散策したりで、夜の透析のお手伝いに備えました。

 

あまりお天気のよくないパリは、モノクロ写真の方が絵になるようにも思います。

 

ホテルはエッフェル塔の近くなので、少し歩くとエッフェル塔を望むことができます。

 

気温は同時期の東京と同じ程度でしょうか。

 

 

 

 

今日はパリでの1回目の透析です。

 

パリ市内の大きな病院の中の透析室は広くて、機械もフレゼニウス社製の新しいタイプを使っていました。

 

 

 

 

ところで人数にもよるのですが、ホテルから透析病院への行き帰りは、利用が難しい国や地域を除いては、タクシーを利用することが多いのですが、病院からホテルへの帰り道などは、時間も遅かったり、特に金曜日の夜などは、電話で呼んでもらってもなかなか来てくれない事が多いのです。

 

そんな不便さもあって、今回は配車サービス『Uber(ウーバー)』を使ってみました。

 

はっきり言ってこれ、いいですね。

 

予約した時間通りに立派なメルセデス(ベンツ)で迎えに来てくれて、対応も丁寧で料金もタクシーよりも安かったです。ちなみに往路はホテルの前で客待ちをしていたタクシーを使ったのですが、道を間違えられて余計な時間と料金がっかってしまいました。

 

 


 

11月16日(土)

 

今日から1泊でモン・サン・ミシェルへ出発です。

 

ミニバスで片道約6時間、ノルマンディ地方の西の端、ブルターニュ地方との境界に近いサン・マロ湾に浮かぶ島を目指して走ります。

 

パリから日帰りのツアーも出てはいるのですが、せっかくモン・サン・ミシェルに行くのに、往復12時間をバスの車内で過ごして、現地滞在は2~3時間なんて、あまりに悲しすぎるでしょう。

 

だから絶対に現地での1泊をお薦めします。

 

そうしていよいよモン・サン・ミシェルに到着です。

 

一旦ホテルに立ち寄り、ホテルの前の停留所から出ているシャトルバスで橋を渡って島へと向かいます。

 

もちろん歩いて行くことも可能ですが、結構な距離があります。

 

ここは世界中の観光客が集まるため、バスは通勤ラッシュ並みの混雑でしたが、乗車時間約6~7分程度でいよいよ島に到着です。

 

 

冬に入っているため、島内は思っていたよりもはるかに空いていました。

 

 

まずは腹ごしらえ。レストランで名物のオムレツをお召し上がりいただきました。

 

 

まあ、正直なところ名物ではあるのですが、泡立てた卵をオムレツにしたもので、殊更に「美味い!」と言うほどのものではありません。

 

しかし、やはり名物ですからね。とりあえずはお試しいただければと…それと、これはあくまで前菜です。この後しっかりとしたメインをお楽しみいただきました。

 

食後は現地のガイドさんと合流し、島内の観光、主に修道院の見学をお楽しみいただきました。

 

この島の頂上にある修道院までは徒歩の他に移動手段がないので、がんばって登っていただかなくてはならないのですが、休み休みではありながら落伍者もなく無事入場することができました。

 

ここでは現在も数名の修道士と修道女が暮らされているそうですが、滅多に姿を見ることはありません。

 

修道院内についての説明や写真はここでは省きます。是非いつかご自身で訪れて、時代とともに修道院の他、要塞や牢獄としても使われた世界遺産の建造物をご覧下さい。

 

 

修道院内部の観光が終わったら、島内を散策しながらお買い物などをお楽しみいただきました。

 

そして再びシャトルバスで島外のホテルに戻り、チェックインしました。

 

この季節は少し寒いのですが、夏場と違って日暮れが早いので、モン・サン・ミシェルの夜景を楽しめる時間帯も早くやってくるのが長所です。

 

何しろ夏場のシーズンだと、日の暮れるのが午後11時を過ぎたりするので、かなりがんばって夜更かしをしないと、夜のライトアップを楽しむことができないのです。

 

夕暮れ時にホテルの近くを散策すると、ヤドリギを付けた並木が目につきました。こちらではクリスマスの飾り付けにも使われるヤドリギですが、鳥の巣にも見え、ちょっと変わった景色でした。ヤドリギは見かけの美しさとは違って、「寄生木」とも書かれ、他の樹木に寄生する植物で、これに取り付かれると、その木の寿命は長くないとされています。

 

 

 

 


 

11月17日(日)

 

今日はモン・サン・ミシェルを出発、ロワール地方で古城巡りをした後、パリへと戻ります。

 

まずはロワールの中心都市トゥールでロワールの地方料理の美味しい昼食を召し上がっていただきした。

 

 

お食事の後は、いよいよ古城巡りです。

 

まずは代々女性の君主によって受け継がれてきた、シュノンソー城へ。優雅な外観と内装が見どころです。

 

 

 

このお城では堀にかかった外観の他、内部の装飾、礼拝堂、絵画、舞踏会用のホール、台所などを見学していただきました。

 

見学後は、もう一つのお城、シャンボール城へと向かいます。

 

ここはレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したと言われているお城です。

 

 

残念ながら時間の関係上、内部の見学はできませんでしたが、壮大な外観をお楽しみいただきました。

 

さて、お城の見学後は一路パリへ。

 

実はフランスではバスドライバーの勤務時間の上限が厳しく制限されており、その時間内にパリに帰り着かないと、その場でバスを降ろされ、取り残されてしまうことも、冗談ではなく実際にあるのです。

 

そして今日は日曜日。夏のシーズンでは週末を郊外で過ごしたパリっ子達が、一斉に自宅に戻る時間帯に大渋滞が発生し、今までに苦い経験をしたことも何度かあるので、顔には出さずにいたのですが、実はかなり心配していました。

 

ところが、夏の行楽シーズンと違って、この季節だと郊外に遊びに出かける人もそれほどではなく、渋滞もあまり発生せずに、順調にホテルに戻る事ができました。

 

 


 

11月18日(月)

 

今日はパリでの2度目の透析の日です。

 

それまでは自由行動です。

 

この日も皆様、オプショナルツアーに参加して、パリ市内の観光を楽しまれました。

 

私はオプショナルツアーにご参加の皆様をお見送りした後はフリーとなったので、パリの町をうろついてみました。

 

まずは火災事故以降、気になっていたノートルダム寺院を訪れてみました。

 

当然のことながら内部に入ることはできず、正面の鐘楼は健在でしたが、後ろの教会部分の損害が激しく、復旧作業が進められていました。

 

 

その後、近くの最高裁判所の敷地内にある『サント・チャペル』へ行ってみました。

 

 

ここの見どころは、なんと言っても内部のステンドグラスです。これは圧巻です。

 

 

さて、もう少し時間があるので、メトロ(地下鉄)に乗ってオペラ座へ向かいましょう。

 

 

オペラ座には恥ずかしながら内部に入ったことがなかったので、この機会に入場見学をしました。

 

内部の装飾は見事の一言です。

 

ベルサイユ宮殿も素晴らしいのですが、勝るとも劣らずの美しさに目を奪われました。

 

 

そうこうしている内に、雨も降り出したので、ホテルに戻り、夕方からの透析のお手伝いに備えることにしました。

 

夕方からはパリで最後の透析となりましたが、皆様順調に終わられ、ホテルに戻りました。

 

もちろん今回もUberを利用してスムーズにホテルに戻る事ができました。

 

 


 

11月19日(火)

 

いよいよパリ滞在も最終日です。

 

朝食を済ませて、少しゆっくりした後、空港へ向かいます。

 

空港でのチェックインも順調に済み、成田空港行きと関西空港行きに分かれて、帰国の途へつきました。

 

 

実はこの後、またしても大阪行きの機材にトラブルが発生し、かなりの遅れが発生しました。

 

何でも水回りの設備に不具合が発生したとかで、その間トイレの使用も禁止されたまま約1時間が経ちました。

 

「使えない」と言われると行きたくなるのがトイレです。

 

「トイレに行きたい」と客室乗務員に申し出ると、同じような人たちが数人集められて、機外のトイレに誘導されました。

 

なんだかちょっとした「トイレツアー」という感じで、ちょっとおもしろい体験でした。

 

トイレを澄ませて戻ったら、次のトイレツアーグループが待っているのにも笑わせられました。

 

 

そんなわけで、かなり遅れて出発したのですが、上空の偏西風がかなり強く吹いていたようで、追い風に乗って、関西空港に到着した時にはかなり時間を取り戻していました。

 

 


 

パリのハイシーズンは5月、9月頃です(6月はバカンスでお店が閉まったり、7~8月は暑かったりします)。

 

しかし、これらの時季は、上でも書いているように、観光値は混雑し、郊外へでも出ようものなら、渋滞で時間の読めないこともしばしばです。

 

今回、晩秋のパリを訪れてみて感じたのは、気候的には同時期の日本とほとんど変わらないので、服装も日本で着ているものをそのまま着てくればよく、観光値も比較的空いているので、かえってお薦めかも知れないという事でした。

 

また、パリはオプショナルツアーに参加するのももちろん良いのですが、美術館や百貨店、その他あまり有名ではないけれど素晴らしいステンドグラスや装飾の施された教会など、見どころは数限りなく、何度訪れても楽しめる町です。

 

透析施設も安心してご利用いただける病院と長くお付き合いしています。

 

来年の3月には、それぞれの楽しみ方でパリでの滞在をお楽しみいただく、フリープランも企画しましたので、よろしければご検討いただければ幸いに存じます。